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zoom RSS 鍼灸の治病理論について

<<   作成日時 : 2014/06/23 17:08   >>

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漢方医学の理論的文献は五経にある。
五経とは、素問・霊枢・難経・金匱要略・傷寒論が一般的である。この五経を基本的文献として鍼灸医学の治病理論は構築されている。五経の中でも難経こそ鍼灸医学の基本的文献とされている。

難経医学は三焦心包論、相火論を通して精気の虚の重要性を提唱したのである。精気の虚にも素問・霊枢・難経それぞれの考え方があるが、私は難経こそ臨床の場で鍼が動かせる書でないかと思っている。霊枢の九鍼十二原編も鍼は動かせるが、九鍼十二原編の補瀉手法の考え方と、難経の71・76難等に書かれている衛気営気の手法には大きな違いがある。

◇夏の花 アサガオ
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難経医学の治病論の基本には三焦心包論がある。臨床の場では陰気・陽気であり寒熱論になる。そして三焦の原気は熱と捉える。陽気であるから熱として寒熱論というかたちで捉えられるわけである。
これが各臓腑に含まれている陰気・陽気の中身になるのだが、臨床における病理は気血津液の過不足停滞論が基本であるから、各臓腑が持っている陰気・陽気の割合を診ていくのが診断となる。この様な診断が出来て初めて衛気営気の手法に繋がってくるのである。
この様に、陰気は冷えに通じるし陽気は熱に通じる。各臓腑には陰気・陽気が当然あるわけで、肺の場合は陽気としては発散で陰気としては収斂の気となる。例えば、咳がでる場合に陰気・陽気をどの様に考えるのか。発散の気が抑えられて詰っている咳が出ていると診たら陽気をプラスすればよい。陽気がマイナスで症状がでていると診たら、その時は衛気の手法をとればよいのである。

難経医学の三焦心包論という考え方には、傷寒論や素問・霊枢等の理論も取り入れて治病理論が構築されているのである。漢方医学、伝統的鍼灸医学における病理は何かということを考えると、気血津液論が基本とならざるを得ないのである。そして、その奥の奥には精気の虚という治病理念があると考えるのが自然であろう。

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