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zoom RSS <臨床の場より>花粉症−1

<<   作成日時 : 2015/03/16 15:10   >>

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◆花粉症について
1.はじめに
近年、花粉症の患者数は年々急増し、今や全国で3800万人と推定されています。
原因となる花粉としては、春先に飛ぶスギ花粉が最も多く、全体の約90%を占めているといわれています。花粉症はアレルギー疾患なので、早期に完全に治すことは難しく、日常生活に大きな支障をきたします。
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2.花粉症とはどんな病気?
花粉症とは花粉(アレルゲン)によるアレルギーのことで、症状は主に目と鼻に現われます。
花粉症の原因は花粉だと言われている。確かに、花粉が目や鼻の粘膜に接触することでアレルギー症状が現われます。
眼のアレルギーの代表は、花粉性結膜炎で急性アレルギー性結膜炎とも呼ばれています。花粉によってスギ花粉性結膜炎、イネ科・キク科花粉性結膜炎などに分類されています。
しかし、花粉症発症の深刻な原因として自動車の排気ガスや化学物質による大気汚染、文化生活による身体の過保護化や乾燥、食品添加物や保存料が多く含まれたインスタント食品の過食、職場や学校の人間関係による精神的なストレス等により、1970年代より花粉症は確実に増加してきたことは確かであります。
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3.花粉症の症状は?
まず目のまわりがかゆくなり、まぶたがはれぼったくなり結膜がはれます。重症になると結膜に浮腫が生じます(外から目が見えないくらいにはれる)。
 かゆいのでこすったり、かいたりするとさらに悪化し、結膜や角膜を傷つけ目がゴロゴロしたり、かすんだり、まぶしく感じたり、痛みが出たりします。ときには涙の洪水に襲われます。
このほか鼻、のど、気管支、胃腸にもさまざまな症状が現われ全身の倦怠感や発熱が出る場合もあります。

4.花粉症はどうして発症するのか?
花粉症はアレルギー反応によって起こります。その主役は花粉(アレルゲン)と抗体です。
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免疫とアレルギー
 ヒトは外部の異物(たとえば細菌やウイルス)や、異常な細胞(ガンの原因になることもある)が発生したときに体の中に抗体を作り、異物や異常細胞を排除する免疫という機能をもっています。
免疫は本来、生体にとってプラスの働きをするはずなのに、時と場合によってはマイナスの働きをして病気を起こしヒトを苦しめます。これがアレルギーです。
 抗体の1つであるIgE抗体は、普通のヒトには全く害のない花粉などに対して過敏に反応し、アレルギーを起こす悪役として有名になりました。
IgE抗体を多く作りだす体質のヒトがアトピー体質、あるいはアレルギー体質と呼ばれます。
 まず花粉が結膜にくっつくと、IgE抗体が作り出されます。侵入した花粉と作り出されたIgE抗体とが反応してヒスタミンなどの化学伝達物質を吐き出しアレルギー症状を引き起こします。ヒスタミンは、結膜表面に存在する神経を刺激してかゆみを引き起こします。
さらに血管に作用して血管壁をゆるめ、血液中の水分や白血球を血管の外へ滲み出させてしまいます。滲み出した白血球によってまぶたのはれ、結膜の浮腫などが生じます。
アレルギー体質のヒトは普通のヒトに比べ、ヒスタミンに対してはるかに敏感だといわれています。

5.花粉症の対策と予防
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本来、春は冷たい空気の中にも暖かさが感じられ、空は青く、何かが始まるようなウキウキした気持ちになるものでした。しかし最近は春になると憂鬱になる人が急増しており、春を喜んでばかりはいられなくなりました。
花粉症は「国民病」と呼ばれるほどに蔓延し、特にスギ花粉症患者の増加がめざましく、国民の3人に1人、35%がスギ花粉症だといわれています。
また、スギ以外にも日本国内には花粉症を引き起こす植物はおおくあり80種類以上もあり、季節も冬以外1年中に及びます。
花粉症患者がここまで急増した背景にはいったい何があるのでしょうか・・・・。
花粉症になったからといって死ぬわけではありませんが、現在のところ完治しにくい病気となっています。
また、花粉症の季節には中国大陸方面から黄砂が飛来し、花粉症の症状が更に悪化します。花粉症と上手に付き合っていくには、以下に書いたことを実行することです。
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1. マスクは、花粉の飛散の多いときには吸い込む花粉をおよそ3分の1から6分の1に減らし、鼻の症状を少なくさせる効果が期待されています。
また、花粉症でない方も、花粉を吸い込む量を少なくすることで、新たに花粉症になる可能性を低くすることが期待されていますが、風が強いと鼻の中に入る花粉はマスクをしていても増え、効果は減弱するといった報告もあります。マスクをしていても完全防備にはならず、過大な信用は禁物です。
2. 鼻の粘膜には線毛があり、粘膜の上の異物を輸送します。うがいは、のどに流れた花粉を除去するのに効果があります。外出から帰ってきたら、かぜの予防にもなりますのでうがいをしましょう。
3. 花粉が人間に付着しやすいのは、表面に出ている頭と顔です。外出から帰ってきたら洗顔すると良いでしょう。
4. 洋服に花粉がついてしまうので、花粉が飛散している時には毛織物による上着やコートは避けたほうが良いでしょう。表面がすべすべした綿かポリエステルなどの化学繊維のものには花粉が付着しにくく、付着した花粉を吸い込む量を減らすことが期待されます。
5. メガネは花粉の飛散の多いときには、目に入る花粉を2分の1から3分の1まで減らすことができますが、眼の症状をどの程度弱くすることができるのかは明らかではありません。

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