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zoom RSS <随想>漢方鍼医への道−7

<<   作成日時 : 2014/05/22 17:08   >>

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9.学会誌「漢方鍼医」を編集 
毎月の研修会は順調に開催され内容のある充実したものであった。漢方鍼医会は講習会ではなく研修会を目指しているので、毎月開催される学術検討会は活発なものであった。この学術検討会を通して経絡治療の種々なる不備を洗いなおそうと試みたのである。成果は少しずつ挙がってきた。

 漢方鍼医会発展の研修計画は、最初の10年間で基礎学術を臨床の場を通して充分に見直して研修し、基本学術の構築に総力を決する事にしたのである。勿論、臨床研修を平行して進行することは、臨床家の研修集団の研究会では当たり前のことである。その為に、レインボーの研修活動は以後も続けられたのである。これが又、実に楽しい研修会であった事を想い出す。
 平成6年(1994年)12月に目標の一つであった学会誌の発行が実現した。誌名を「漢方鍼医」と命名、年2回の発行を計画し編集長には私が就任したのである。創刊号はB5判で200頁を超えるものを発行する事が出来たのである。私は、以後10年間に亘り編集長を続けることになった。

◇学会誌・漢方鍼医創刊号
※参考資料として第1巻第1号(創刊号)の目次を掲載する。
巻頭言 道・小泉治雄
講演 三焦・心包論と生理、病理、病症について・池田政一
研究 難経脉論の研究・加賀谷雅彦
    難経医学における選穴法の研究(1)・福島賢治
    証の考え方について(1)・二木清文
古典解釈 素問・陰陽応象大論篇第五(全)・島田隆司
復習研究 基本証の病理、脉証、腹証、病症について・福島賢治
臨床講義 胃の気脉診と病証・加賀谷雅彦
    脉診法の臨床的意義・高橋祐二
    陰陽虚実と臨床・小里光義
基礎講義 蔵象論(1)総論・市成 修
    気血栄衛(1)はじめに・気について・新井康弘
論考 素問・霊枢に於ける気の考察・福島賢治
    経穴雑話(1)肺経の経穴について・上手民男
    五味論について・杭瀬秀和
    五味について・山崎 治
臨床研究 更年期障害に於ける不定愁訴の治験・新井康弘
症例報告 呼吸器病症に於ける肝虚証の治験・加賀谷雅彦
    生理・病理と臨床・新井敏弘
    選穴について・市成 修
    難経10・64難を応用した臨床例・森本繁太郎
かぜの病理よりみた観察・渡部恵子
随想 難経本義大鈔への誘い・高橋清市
    目からウロコが落ちた・林 俊亘
質疑応答 第2回夏期学術研修会の臨床質問より・編集部
    池田先生に対する質問より・編集部
学術資料 資料1中脉論・胃の気論についての文献・編集部編
資料2四時・五蔵正脉論についての文献・編集部編
資料3祖脉・二十八脉状の分類についての文献・編集部編
資料4十五脉状の特徴と臨床的意義についての文献・編集部
資料5陽気・陰気の覚書き・編集部編
資料6「難経」本文と「内経」「脈経」の比較一覧・編集部編
資料7「難経」の成立についての考察他・編集部編
資料8「難経」各難と他「経」との関係一覧・編集部編
学会報告 第2回夏期学術研修会の報告・高橋祐二
漢方鍼医会案内・事務局
地方組織活動報告(鹿児島・大阪・東京漢方鍼医会)・編集部
図書案内 点字図書の紹介(1)・二木清文
   「難経本義大鈔」の復刻版ご案内・編集部
   「学術部図書制度」について・学術委員会
   「難経ノート」出版案内・編集部
その他 「漢方鍼医」投稿規定・編集部
   抄録の書き方・編集部
編集後記・賢生 

10.おわりに 「漢方鍼医」をめざす
 漢方鍼医会が創立されて13年が経過した。会創立の数年はそれこそ闇雲に突っ走ったものである。一日も早く陽の当たる道に出る事のみを考えて仲間と共に行動した。その精華として、今年(2005年)の8月に漢方鍼医会11年間の研修により修得した事をまとめて「選経選穴論と脉状診」(B5判305頁)を上梓する事ができたのである。

画像
漢方鍼医会を創立した真意は種々あるが、端的に書けば同志と共に正統な鍼灸医学の学術を勉強する場が欲しかったのである。臨床に即した学術の研修がしたかったのである。臨床の場にて患者に説明が出来、自らも納得出来る鍼灸医学の学術を修得したかったのである。一人よりは二人、二人よりは五人でと。同じ目的に向かって研修する事に意義があるものと思うし、またその方が学術の修得は確実に向上する事を実感したのである。
 漢方鍼医会を創立した真の目的は、参加する我々自身が『漢方鍼医』になる事にあったのである。現在もこの様に思っている。

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