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zoom RSS 陽気陰気の覚書−6

<<   作成日時 : 2014/08/06 10:26   >>

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5.病症の実際
臨床の場に於ける、各証の病症の実際を考察する場合の基本は陰虚(精気の虚)にある。例えれば、陽虚証は単独では決して成立せず、必ず陰虚が内にあり証が成立しているのである。

@陽気陰気不足の基本病症
◎陽気不足の病症
〈基本病症〉寒症状(冷え)の病症を現す。
〈陽虚諸証〉
肺の陽虚→肺気(衛気・営気)の不足による悪寒、発熱と寒症状が基本病症
脾の陽虚→脾の精気・津液の不足により胃の陽気が不足し胃腸の寒症状と悪寒、発熱の病症
肝の陽虚→肝血の不足による筋の引きつり、厥冷と寒症状
腎の陽虚→腎の津液、精気、陽気(命火)の不足による寒症状
※証→肺虚陽虚証(初期病症)
証→脾虚腎虚証(陽虚の進行→重症)
※腎の陽虚は肺虚より進行する

◎陰気不足の病症
〈基本病症〉虚熱(内熱)の病症を現す。
〈陰虚諸証〉
腎の陰虚→腎の津液不足による虚熱病症
脾の陰虚→脾の津液不足による胃熱病症
肝の陰虚→肝の血中の水が不足し血熱の病症
心の陰虚→心の陰気が不足して心熱が多くなる病症
肺の陰虚→肺が乾燥して熱する病症(肺燥証)
画像

A五蔵の陽気陰気不足の病症
◎陽気不足の基本病症
1.肺虚陽虚証
@太陽経虚証の病症
風邪病症→頭痛、発熱、悪寒、悪風、身体の痛み、汗出
A陽明経虚証の病症
風邪進行→発熱多く悪寒少なくなる。筋肉や関節痛、汗出、口唇が赤鼻乾、目痛、食欲減退
B少陰病の病症
肺気虚が進行し自汗、足冷、小便数 肺気虚が更に進行→無汗、発熱無く悪寒が主となり、原気不足、咽喉が痛む。
C肺気虚証の病症
気欝、原気不足、声に力無く、便秘、食欲不振

2.脾虚陽虚証
@胃腸の寒病症
口中に唾液が溜り易い・食欲なし(食味あり)・身体は冷える小便自利・無汗・口唇は白・倦怠感→胃の中寒
※陽明経に熱→頭痛・手足厥冷
A胃腸は寒えて胸に熱ある病症
腸鳴・ゲップ・下痢・吐き気・腹痛・下痢後重・食欲にムラ・夜間覚醒 口内炎・口角炎・舌炎・食後にすぐ排便
B水の停滞がある病症
小便自利・手足厥冷・吐き気 
外邪による発熱→関節の腫痛、変形・息切れ・動悸
C胃腸、胸ともに寒える病症
喘咳・呼吸困難・胸痺・胸痛→温まると改害する
D脾虚腎虚になった病症
腹痛のない下痢・手足厥冷・精力減退・原気不足・めまい
食欲はあるが食べれず
急性→手足厥冷し悪寒・清殻下痢・真寒仮熱

3.肝虚陽虚証
@肝血が不足の病症
月経過多か少・月経痛・不妊症・不感症・夏に無汗・手足厥冷
筋肉引きつれ・コリ・腰痛(寒)・朝の硬直感・シモヤケ・低血圧
貧血・下腹痛・疲労感
A胆経の虚寒病症
決断力の不足・恐れ易い・溜め息→精神的病症
頭痛(偏頭痛)・肩こり(胆経)・イライラ・不眠・めまい
B胃腸の虚寒病症
月経中の下痢・粘液便で腹痛は少ない・常習下痢
食欲不振→無理に食べれば食べれる
C上焦の虚熱病症
動悸・息切れ・咳・不整脈・不眠・頭痛・のぼせ
D下焦の虚寒病症
小便不利・腰、下肢の冷痛・精力不足
Eその他の病症
厥陰病→急性肝虚陽虚証
脱汗・手足厥冷・煩躁→ショック状態

4.腎虚陽虚証
@肺虚陽虚の病症→肺虚陽虚証で治療
足の煩熱より厥冷・小便瀕数・夜間排尿の回数多・小便不利
腹痛の無い下痢・腰、下肢の厥冷感・脚弱・原気不足
夕方に下肢の浮腫(寒)
A少陰病の病症→脾虚腎虚証で治療
肺気虚が進行し自汗、足冷、小便数
肺気虚が更に進行→無汗、発熱無く悪寒が主となり、原気不足・咽喉が痛む。
B脾虚腎虚になった病症→脾虚腎虚証で治療
腹痛のない下痢・手足厥冷。精力減退・原気不足・めまい・食欲はあるが食べれず
急性→手足厥冷し悪寒・清殻下痢・真寒仮熱・口渇



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