馬場のはりブログ<院長独白>

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zoom RSS 南天(なんてん)

<<   作成日時 : 2015/01/13 17:18   >>

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◆難を転ずる縁起の良い実
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花言葉→機知に富む、福をなす、私の愛は増すばかり

◆南天は、難を転じて福となす縁起木
日本ではナンテンが「難転」→難を転じて福となすに通じることから、縁起木として愛されてきました。
戦国時代には、武士の鎧びつ[鎧を入れておくふた付きの箱]に南天の葉を収め、出陣の折りには枝を床にさして勝利を祈りました。正月の掛け軸には水仙と南天を描いた「天仙図」が縁起物として好まれたようです。
江戸時代になると、南天はますます縁起木として尊ばれるようになります。江戸の百科事典『和漢三才図会(わかんさんさいずえ)』には、「南天を庭に植えれば火災を避けられる。とても効き目がある(現代語訳)」という記述があります。江戸時代にはどこの家にも南天が「火災よけ」として植えられるようになり、さらには「悪魔よけ」として玄関前にも植えられるようになりました。こうした習俗は今も日本の各地に残っています。

◆枕の下に南天の葉を敷くと悪い夢を見ない!?
中国には「邯鄲(かんたん)の枕」という故事があります。
盧生(ろせい)という青年が邯鄲という町で枕を借りて眠ると、次第に出世して栄華を極めた人生を送る。ところが目覚めてみると炊きかけの粟も炊き上がっていないわずかな時間だった…。
人生のはかなさをたとえる故事として有名ですが、この「邯鄲の枕」も南天の材で作られていたそうです。日本でも悪い夢を見たら床に南天を活けると悪夢が消え、枕の下に南天の葉を敷くと悪い夢を見ないという言い伝えが残っています。
今も南天の図柄をデザインした手ぬぐいや枕カバーが売られているのは、この故事が大切にされているからでしょうか。

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特徴
高さは2メートル位、高いもので4〜5メートルほど。幹の先端にだけ葉が集まって付く独特の姿をしている。葉は互生し、三回羽状複葉で、小葉は広披針形で先端が少し突きだし、革質で深い緑色、やや艶がある。
先端の葉の間から、花序を上に伸ばし、初夏に白い花が咲き、晩秋から初冬にかけて赤色(まれに白色)の小球形の果実をつける。

薬用について
葉は、南天葉(なんてんよう)という生薬で、健胃・解熱・鎮咳などの作用がある。葉に含まれるシアン化水素は猛毒であるが、含有量はわずかであるために危険性は殆どなく、逆に食品の防腐に役立つ。このため、彩りも兼ねて弁当などに入れる。もっとも、これは薬用でなく、食あたりの「難を転ずる」というまじないの意味との説もある。

<雑学>
1.南天が欠かせない京都・鞍馬寺のお祭り
牛若丸が修行したことで知られる京都・鞍馬寺。毎年6月に行われるお祭り「竹伐り会式(たけきりえしき)」は、南天が大切な役割を担っています。 このお祭りは、青竹を蛇に見立てて伐(き)るというもの。竹を伐る鞍馬法師は腰に南天の枝葉を身につけるのが習わしです。
鞍馬寺前貫首の著書『鞍馬山歳時記』によると、「毒気を吐いて襲う大蛇退治を儀式化した祭り。大蛇の熱気と毒気を解するために、効用第一のナンテンの葉が用いられるようになったのであろう」と記しています。
また、12月に行われる「火祭り」は、松明(たいまつ)をかつぐ肩当てと御輿(みこし)かつぎの男の腰に南天の葉をさすことになっており、どちらのお祭りにも南天が欠かせません。
鞍馬では寺の参道だけではなく、民家の庭にも南天が植えられているのは、大蛇退治のお祭りや厄よけに由来しています。

2.南天のルーツは弘法大師。奈良時代「出雲風土記」?
一説には平安初期の僧、弘法大師(空海)が804年、唐から南天を持ち帰ったという説があります。弘法大師が南天でできた古い杖を石垣に突き刺したところ「弘法も杖?の誤り」か、各地に南天が根付いたという伝説が残っています。
南天が初めて日本の書物に出てくるのは、藤原定家の『名月記』。
この日記によると、中宮権太夫が南天竺を前栽として植えた」とあり、鎌倉時代にはすでに庭木としていたようです。
ところが、もっと前の奈良時代に編纂された『出雲風土記』には “南天燭”の文字があり、この書物に薬用植物の記載が多いので“南天燭”は“実南天”を指しているとも考えられます。
こうしてみると南天はかなり早い時期に中国より薬用として渡来していたことになり、古い杖から根付いた弘法大師伝説も信憑性が出てきます。

3.赤い実に秘められた、種を運ばせる仕掛けとは・・・・
庭先の南天や門松に飾った南天の実を鳥に食べられてしまった。そんな経験はありませんか。
南天が全国各地に広まったのは、南天の実を鳥たちが食べてくれるからです。この赤い実は葉の緑と補色関係にあるため、鳥たちの目に鮮やかに映ります。熟して甘酸っぱいので鳥たちの大好物。食べた後は、鳥の糞に混ざって種子を遠くに運んでくれます。
南天の実は鳥たちには有毒な成分が含まれているため、鳥は食べすぎることなく、長期間にわたってたくさんの鳥のお腹におさまって全国各地にばらまかれていくのです。昔の山村の子供たちは、冬に赤い実を求めて集まる鳥を仕掛けて捕る場合、この南天の実をまいてヒヨドリを誘ったそうです。

4.お手洗いに南天の木が植えられた2つの理由。
昔の家のお手洗い(厠)は家の外にあるのが普通で、そのお手洗いの周りには必ずといっていいほど南天の木が植えられていました。
これは「南天手水」と称して、お手洗いに水がないとき、南天の葉で手を清めるためです。
もう一つの理由は、お年寄りがお手洗いで転んだり、倒れたりすることが多かったため、「南天の木につかまる」(難を転ずる)ことが目的でした。つまり、「不浄よけ」と「生活の知恵」の両方が備わっていたのです。
現代では、南天の茎や枝には抗菌力のある「ベルベリン」(アルカロイドの一種)が含まれていることが医学的に証明されています。



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